DTPチップス
ひとくちにDTPと言っても、そのジャンルは多岐に渡り、また人それぞれ製作方法も違います。ここでは一般的によく使われているIllustrator、Photoshop、QuarkXPressの基本的な使い方から実践的な事まで幅広く紹介していきますが、これはあくまでも1つの方法として、プラスアルファーの知識として役立てていただければと思います。
fukuma 福間 優子   YUKO FUKUMA
バンタンキャリアスクール グラフィックデザイナー科卒業。
青山にある某デザイン事務所に勤務し、ファッション誌・情報誌・広告など多岐に渡り担当し、退職後独立。
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クォークの基礎操作をマスターしよう (その1)
今までイラストレーターで様々な物を作ってきましたが、今回はクォークの説明をします。
私はエディトリアルが専門なので、普段はこのクォークを使って作業する事が多いのですが、人によってはクォークを毛嫌いする人もいる様です。どちらも使いこなせれば、それにこした事はないので、
まずは基本操作をマスターしましょう。それでは8P+表紙という小冊子を想定して説明していきます。(ここでの表現は自分の理解している範囲で説明しますので、製造もとの正式なツール名ではない場合があります。また機能の説明もガイドなどに載っているものとは違う表現が含まれているかもしれません。予め、ご了承ください。)
1. 書式設定
切まず、始めにこれからつくるページのサイズやマージンなどの設定をする。
「ファイル→新規→ドキュメント」でサイズとマージンを入力する。マージンは本のページ数や閉じ方によってことなる。ちなみに今回は「中とじ」と想定して説明していく。ページ数が増える程、断裁の時に真ん中に近いページは
外側が切られてしまうので、注意したい。どれくらい切られてしまうか分からない時は印刷所に確認すると、折りごとにサイズを教えてくれる。
cap01

これからつくるページのサイズやマージンを入力する。
ページ物の場合は必ず、見開きにチェックを入れる
2. ツールの説明
何をする為のツールがしっかり頭にいれておこう。
cap02 01_アイテムツール
画像ボックスやテキストボックス全体を移動する。

02_ 編集ツール
画像ボックスやテキストボックス内を編集する。

03_ 回転ツール
画像ボックスや文字ボックス全体を回転させる。

04_ ズームツール
レイアウトページを拡大、縮小する。

05_ テキストボックスツール
テキストの入力をする時に使う。

06_ 方形画像ボックスツール
イラストレーターや フォトショップデーターを貼り込む時に使う

07_ 角丸形画像ボックスツール
使い方は(6)と同じ。ボックスの角を丸くしたい時に使う。

08_ 楕円形画像ボックスツール

使い方は(6)と同じ。ボックスの形を楕円、正円にしたい時に使う。

09_ 多角形画像ボックスツール
使い方は(6)と同じ。ボックスの形を自由な形にしたい時に使う。

10_ 直角ラインツール
罫線を直角に引きたい時に使う。

11_ ラインツール
使い方は(10)と同じだが、自由な角度で罫を引く事ができる。

12_ 連結ツール

2つの文字ボックス内の文字を連結させる。

13_ 連結解除ツール
2つの文字ボックス内の文字の連結を解除させる。