Flash術
Flashでサイトを制作する。これが当たり前のようになってきた。最近のブロードバンド化により、通信環境に対する問題が軽減され、今までHTMLベースでやってきたことがFlashにシフトし、より豊かな表現が可能になってきたのだ。表現の幅は確実に広がっている。オリジナリティあふれる表現を見つけだそう。
fujimaki 藤牧 篤   ATSUSHI FUJIMAKI
Web制作会社にてデザイナーとして経験を積む。
2001年、フリーで活動を開始し、現在、NON-GRIDにてアートディレクションから制作までをこなす。


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VOL.19 [ Type Connect : 映像をつなげて(4) ]
4回に渡り、キーボード操作で映像を切り替えることができる作品制作を紹介している。残りの機能、サブレイヤー、クリアボタン、エンターボタンを追加して作品を完成させよう。一番最初のアクションとして入れている「ENTER」ボタンは、この作品に限らずWeb上でFlashを展開する場合に注意しておきたいポイントでもある。
1. サブレイヤーの作成
前回で、メインレイヤーまで完成していると思う。このメインレイヤーと同じ手順でサブレイヤーを作成していこう。
新規シンボルでムービークリップを作成し、インターフェイスとなるグラフィックを書き込んでいく。そして、キーボード操作でフレーム移動するために必要なラベルを設定しよう。


サブレイヤーのインターフェイスとなるグラフィックとラベル
次に、「ヒット」だけを設定した空ボタンを、グラフィックに合わせて6個配置していき、図のようにアクションを記述する。ここでは「KeyPress」を使ってキー操作ができるようにしている。これでキーボード操作機能が完成した。


各ボタンの配置とアクション
今度は、ムービークリップにした各ムービーをそれぞれのラベルに対応するように、どんどん配置していく。これでサブレイヤーが完成した。


各キーフレームにムービーを配置していく
2. クリアボタンの作成
もう一つの機能である、ムービーをクリアにするためのボタンを作成していこう。まずは、インターフェイスとなるグラフィックを書く。そして、空ボタンをグラフィックに合わせて配置していき、図のようにアクションを記述する。ここでは、「return」キーでサブレイヤーを、「space」キーでメインレイヤーをクリア出来るように設定している。



クリアボタンの配置とアクション

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