Flash術
Flashでサイトを制作する。これが当たり前のようになってきた。最近のブロードバンド化により、通信環境に対する問題が軽減され、今までHTMLベースでやってきたことがFlashにシフトし、より豊かな表現が可能になってきたのだ。表現の幅は確実に広がっている。オリジナリティあふれる表現を見つけだそう。
fujimaki 藤牧 篤   ATSUSHI FUJIMAKI
Web制作会社にてデザイナーとして経験を積む。
2001年、フリーで活動を開始し、現在、NON-GRIDにてアートディレクションから制作までをこなす。


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VOL.32 [ Zoom Up : ズーム3(2) ]
前回、パーツの構造や関係性を説明した。それを元に、今回は、パーツを作成していこう。
これまでのズーム系作品と違い、パーツ同士が隣接した配置をしていかなければならないので、配置場所が曖昧だとズームアップしたときにアラが見えてしまうので、各パーツを配置する際は、情報パレットでの座標管理をきちんとして欲しい。
はじめの準備、ステージサイズを360px*360pxにして進もう。
1. ズーム用画像の構築
まずは、ズーム用の画像の作成からだ。
新規シンボルでムービークリップを作成し、セクションがズームアップした状態のサイズ360px*360pxの基準となるオブジェクトを描画する。ここでは360px*360pxの四角形を線で描いている。
そして、どのセクションを見ているか分かるように、タイトルとなる文字を配置する。
capture

各セクションの元になるムービークリップ
これで1セクションが出来たわけだが、今回は3行3列ほぼ同じものを使用するので、ライブラリ内で先のムービークリップを8個複製し、それぞれ内部のタイトルをセクションにあったものに変更しよう。
これで各セクションのパーツが出来上がった。

次に、セクション全体に同じ動きが与えられるように、9セクションを一つにまとめる作業を行う。
新規シンボルでムービークリップを作成し、ライブラリから各セクションのムービークリップをドラッグしてきて配置する。そして、各ムービークリップを1/3となる120px*120pxへと縮小し、隙間がないように位置の調整を行う。
120pxを1単位として配置出来ていると思う。
capture
縮小したムービークリップを配置し全セクションをまとめた
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