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akatsuka gatsuo Vol.8 Gatsuo Aktsuka
Q6.今一押しのプロダクトについて教えてください。
今は月刊ビデオマガジンの「ビガロ」ですね。まだ3月20日に創刊号がでたばかりなのですが、月刊なのでこれからもどんどん出していきます。内容は特集とコーナーに分かれていて、創刊号はVJとDJのコラボレーションの特集のみで構成されています。これを来月以降は一つのコーナーとして、来月はドキュメンタリーが特集になるので、その次の月ではそれも一つのコーナーにしていきます。ゆくゆくDVDにしていった時には「10分位のいろんなコーナーがつまった、いつでも見られるテレビ」というイメージにしたいですね。
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Q7.そのプロダクトでこだわったところについて教えてください。
丁度一本目の発売日が3月20日で戦争が始まった日なのですが、二本目のドキュメンタリーではそのあたりも取り上げています。街頭インタビューなどでもデモをしている人から警察官までかなりエッジのきいたインタビューを展開していて、このビデオのこだわりにもつながるのですが、テレビ局なんかが絶対にできないような内容をカバーしていきたいと思っています。コンセプトは「古くならない」「下品でない」そして「ゴミを作らない」です。ずっと保存できるコンテンツにして、かつエロやグロでなく、そしてDMや解説などは全てWEBで見てもらうようにしてこれらを表現しています。
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Q8.尊敬するクリエイターにはどんな人がいますか。
映画や写真集、WEBやグラフィックでも見た人殆どすごいなー、と思ってしまうので尊敬するのは彼ら全員ですね。サルバドール・ダリなんかも大好きだし、そういう人達は沢山いるけどあえて「これ」って名前を絞ることはできないですね。見た人殆どみんなすごいです(笑)。
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Q9.これからクリエイターを目指す人やプロのなりたい人にはどんなアドバイスがありますか。
楽しいものをたくさん見てください。それと入りたてのころでも、業界のためにも値段を下げないで欲しい(笑)。真剣に言っても、はじめに仕事を取るために値段を無理に下げるとそれが業界の標準になったりしてしまうので、結局自分の首をしめていることになってしまうしね。あとはデジタル系のクリエイティブはもう全くといっていい程に国境がないので、英語は勉強しておいた方がいいですね。実際今自分ができなくてよく困ってます(笑)。

Q10.今後は今までの流れも含め、短期的にと中長期的にどういった方向に進んでいきたいですか。
短期的には「ビガロ」の月刊というのをきちっと守っていきたいですね。ネタは頭の中に無限にあるのですが、なにぶん実際の作業は多大なものになるのでがんばりたいです。それでマガジンとして定着して部数も伸びてくれればうれしいですね。長期的にはディレクションを含めたクリエイティブを続けていくのは大前提ですが、できれば10年後くらいにはパトロンなり食わせてくれる後輩なりがいて、お金の心配をしないで制作に没頭できる環境にいたいですね(笑)。
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赤塚がつをプロフィール

1972年生まれ
カルト的テクノカルチャー誌「zavtone」のデザイナーを務めた後に独立、現在CAIZOC GRAPHICSのディレクター/デザイナーとして活躍中。

氏のディレクションする毎月20日発売のマンスリー映像マガジン、「月刊ビガロ」創刊号が限定200本で発売中。

連絡>> gatsuo@caizoc.com

CAIZOC GRAPHICSのサイト>> http://www.caizoc.com/
「月刊ビガロ」のサイト>> http://www.caizoc.com/vigaro04/index.html