vjの映像
映画やプロモーションビデオ、番組のオープニングなど、日常目にするプロの映像。そんな目を見張る映像を自分でも作ってみたいな、と思ったら早速家のPCでやってみよう。
そこで作った映像は、インターネット、クラブ、巨大街頭ビジョン、家のビデオなど流すメディアに欠くことはなく、未来は広がるばかりだろう。そしてたまにはネタにつまって、行き詰まったりもするだろう。そんな時には散歩に行くか、ここを読もう。
mook1 MOOK1
CycloneやVision Questといった巨大クラブイベントやCartier, NIKE, SonyなどのショウでもプレイするプロのVJ。
Chilled LoungeといったコアなパーティではDrum'n'BassのDJも努める。


WEBSITE >> www.mook1.com
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 -- まえがき --
普段車で移動するのだが、あまりに渋滞や駐禁が多く普通の生活を営むのに支障が出てきたので、バイクの免許を取ったらわずか3週間で事故ってバイクを手放したのが半年ほど前。かわりに自転車を買ってみた。三軒茶屋の駅に停めて打ち合わせに行き、帰ってきたら無い。停めたはずのチャリが無い!半泣きでうろうろ探していたら近くのビルの後ろに放置してあった。よかった。チャリでも油断は禁物だね。
WINTER WEDDING 4-1
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※画像をクリックすると、ムービーが再生されます。
先日知人に、とある著名人の結婚式の映像を頼まれた。結婚式でのVJの依頼はものすごく多いのだが、それが本業になっても困るので基本的には断っているのだが、ごく稀に断れない場合やむしろやりたい場合なんかもあって、これはその一つだった。この時は素材として両家の家紋を渡されてこれをどうにかして欲しいという依頼であった。素材が家紋なら思い切り和風にしようかなと思っていたところに、名前はローマ字でという依頼が追加され悩んだ結果の一つがこれ。Weddingということと、冬ということを意識して作ったこれを4週に渡ってやってみよう。
1. コンポジションの作成
最終的には家紋が踊るようにぐるぐると回り、二人の名前が降りしきる雪のように、表裏一体になったまま回転して降っていく映像にするのだが、まずは二人の名前が回転する部分用のコンポジションを作成する(図1)
最終的に16秒のものにするのでここも同じ長さで作成しよう。サイズはビデオ用なら640*480か720*480ピクセルでVJソフト用なら320*240ピクセルでいいだろう。
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【図1】このコンポジションは、最後に作るコンポジションの一つのレイヤーとなる
2. テキスト用のレイヤーを配置
ここでは回転しながら降っていく二人の名前の、回転の部分を作成するのでレイヤーは二つ用意する(図2)
名前の一つが回転すると、その名前の裏が見えるはずなのにもう一つの名前になって、それがまた回転すると元の名前が見えて、というもののループを作る。実際の名前はさておき、ここでは「MOOK1」と「ArtArc」でやってみるので、両方のレイヤーにエフェクトの「テキスト」から基本テキストをかけて文字を打ってみよう。これを16秒で4セット用意する(図3)
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【図2】名前のロゴデータなどがあればそれで、なければ新規レイヤーでもよいだろう


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【図3】このエフェクトを使えばフォントや色も変更できるのでいろいろと試してみよう
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