vjの映像
映画やプロモーションビデオ、番組のオープニングなど、日常目にするプロの映像。そんな目を見張る映像を自分でも作ってみたいな、と思ったら早速家のPCでやってみよう。
そこで作った映像は、インターネット、クラブ、巨大街頭ビジョン、家のビデオなど流すメディアに欠くことはなく、未来は広がるばかりだろう。そしてたまにはネタにつまって、行き詰まったりもするだろう。そんな時には散歩に行くか、ここを読もう。
mook1 MOOK1
CycloneやVision Questといった巨大クラブイベントやCartier, NIKE, SonyなどのショウでもプレイするプロのVJ。
Chilled LoungeといったコアなパーティではDrum'n'BassのDJも努める。


WEBSITE >> www.mook1.com
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 -- まえがき --
先日渋谷のエイジアにてライブをやった。VJも入れたのだがバンドの場合自分はVoとGtr。ジャンルはデジロック。ゆくゆくはこれの音と映像をシンクロさせたり、パッケージで出したりするのが自分の中でのスタートラインなので、できるだけ早くそこにいけるようにしたい。が、常に金か時間どちらかが欠けていてどうしても進行が遅々としてしまう。とはいえそれを言っているとあっという間に人生が終わってしまうので、来年の抱負はそれの実現!としよう。そう、もう来年の抱負を決める時期になってしまった。今年の抱負は実現できたのだろうか。

ところで自分MOOK1がデザインプレックスで連載していたものをまとめた本が出る!12月20日「Make It Move」という連載のままのタイトル。ハウツーというよりはギャラリー風なので一度は要チェックプリーズ!
WINTER WEDDING 4-2
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※画像をクリックすると、ムービーが再生されます。
先日知人に、とある著名人の結婚式の映像を頼まれた。結婚式でのVJの依頼はものすごく多いのだが、それが本業になっても困るので基本的には断っているのだが、ごく稀に断れない場合やむしろやりたい場合なんかもあって、これはその一つだった。この時は素材として両家の家紋を渡されてこれをどうにかして欲しいという依頼であった。素材が家紋なら思い切り和風にしようかなと思っていたところに、名前はローマ字でという依頼が追加され悩んだ結果の一つがこれ。
Weddingということと、冬ということを意識して作ったこれを4週に渡ってやってみよう。今週はその2週目。
1. コンポジションの作成
今回は先週作った、くるくる回る「MOOK1」と「ArtArc」の名前を降りしきる雪のようにしてみる。まずその為に16秒のコンポジションを作成する。この際に、設定を何も変えないのであれば前回のコンポジションの中でレイヤーをまとめてプリコンポーズを作ってもよいのだが、ここでは分かりやすいように新しいコンポジションの作成を行う(図1)
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【図1】このコンポジションは、最後に作るコンポジションの一つのレイヤーとなる
2. テキスト用のレイヤーを配置
次に今作成したコンポジションに、先週作成したコンポジションをレイヤーとして配置しよう。この際にレイヤー一つを雪一玉とするので、10個程度かそれ以上配置しよう(図2)。ここのタイムレイアウトウィンドウで見ると複数のレイヤーになっているが元は同一のコンポジションなので、そこに何らかの変更を加えるとこれら全てが変わることになる。このように各素材を別コンポジションで作成しておくと、後々修正の時に見やすく便利だ。
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【図2】これらレイヤーの中身は全て同一のコンポジションとなる
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