vjの映像
映画やプロモーションビデオ、番組のオープニングなど、日常目にするプロの映像。そんな目を見張る映像を自分でも作ってみたいな、と思ったら早速家のPCでやってみよう。
そこで作った映像は、インターネット、クラブ、巨大街頭ビジョン、家のビデオなど流すメディアに欠くことはなく、未来は広がるばかりだろう。そしてたまにはネタにつまって、行き詰まったりもするだろう。そんな時には散歩に行くか、ここを読もう。
mook1 MOOK1
CycloneやVision Questといった巨大クラブイベントやCartier, NIKE, SonyなどのショウでもプレイするプロのVJ。Chilled LoungeといったコアなパーティではDrum'n'BassのDJも努める。
著書「Make It Move!」

WEBSITE >> www.mook1.com
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■ミックスする為の素材 その2
■ミックスする為の素材 その3 タイポグラフィー
 -- まえがき --
去年の年末にチョロQの実車版というのが出た。100万円位なのだが一人乗りの電気自動車で充電は普通の
家庭用コンセントからするというまさにおもちゃ感覚の車。興味があり先日お台場のディーラーに試乗にいったが実際電気自動車というものを見るのも初めてだったので、その静かさに驚いてしまった。まずかけるエンジンがないのでスイッチを入れるのだが、なんの音もせずオンとオフの差が分からない。とりあえず乗ってアクセルを踏んだらちゃんと進む。しかも結構速い。もう少し技術がすすめば近い未来間違いなく車は電気が主流になるだろうと肌で感じた貴重な体験だった。興味のある人はぜひ一度。
http://www.cqmotors.co.jp
■ ミックスする為の素材 その4 タイポグラフィー
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※画像をクリックすると、ムービーが再生されます。
最近映像を作るのが手軽で簡単になった。これは毎週先に書いてある通りだが、そうなると今度はその映像を発表する場所が欲しくなるのが人情というもの。この場合映像なので場所といよりはメディアになるのだが、現状考えられるものを列挙すると、これも先の通りTV、街頭ビジョン、WEB、映画館、個展、クラブでVJ、自宅で家族や友達に、というのが大体おおまかなところだろう。

TVは地上波とは別にスカパーのようなCS、デジタル放送のBS、そしてローカル局などいろいろあるが、やはりまだ敷居が高い感は否めない。他のものも含め、やはりクラブでVJというのが映像を作り始めたばかりの人でも、比較的入りやすいメディアになるのではないだろうか。

その流れで勢いクラブは自作映像の発表の場になってしまいがちだが、それはDJがアルバムを1枚そのまま流すのと同じで、あまりに乱暴な行為となってしまう。VJはその点でも他の映像メディアと一線を画している分野であり、熟考して練り上げたものを流すのではなく、その場の即興やリミックスが大事になってくる。そうして見ると本来であれば映像を作った時とそれをVJとして流す時は自分自身をまったく別の人格として考える位が妥当であり、素材もただ鑑賞するためではなく、逆にプレイすることを前提とした造りにするべきであろう。

今回はそれ単体ではシンプルで平坦だが、ミックスした時に威力を発揮するミックスしやすい映像素材を4週にわたってやってみよう。今週はそのラストで実際にミックスしたものをみてみる。
1.設定
今回は過去3回に渡って作ってきた、それ単体ではまぁまぁだがVJ時にミックスしやすい映像、というものを実際にミックスしたらどうなるかを確認する。既に3つ作ってみた読者なら分かると思うが、どれも一つ一つは結構おとなしめの映像素材である。これを実際にVJでプレイする時はPC上でFUSEやMotion DiveなどのVJソフトを使ってミックスするか、V-5のようなリアルなミキサーでミックスすることになる。ここではその擬似としてAfter Effects内トラックマットの「ルミナンスマット」と「ルミナンス反転マット」を使用して他の素材とミックスしてみる。
capture

この機能は殆どのVJミキサーやVJソフトについている機能である
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