vjの映像
映画やプロモーションビデオ、番組のオープニングなど、日常目にするプロの映像。そんな目を見張る映像を自分でも作ってみたいな、と思ったら早速家のPCでやってみよう。
そこで作った映像は、インターネット、クラブ、巨大街頭ビジョン、家のビデオなど流すメディアに欠くことはなく、未来は広がるばかりだろう。そしてたまにはネタにつまって、行き詰まったりもするだろう。そんな時には散歩に行くか、ここを読もう。
mook1 MOOK1
CycloneやVision Questといった巨大クラブイベントやCartier, NIKE, SonyなどのショウでもプレイするプロのVJ。Chilled LoungeといったコアなパーティではDrum'n'BassのDJも努める。
著書「Make It Move!」

WEBSITE >> www.mook1.com
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■DVDから その1 水球

■DVDから その2 水滴とビート

 -- まえがき --
 身近で確実にかつ頻繁に行われているにもかかわらず自分が生涯一番耳にしない会話が、自分に対する悪口だ。これは誰もがまさかそんなにはないだろうと思いつつ言われていること、しかも歳をとればとるほど自分の思いと現実のギャップは広がっていくものだろう。

 恐らくピークは会社で偉くなった時や学校の先生や校長先生などになった時で、この時本人は明らかに自分は回りに尊敬されていると思い込んでいるのだが実際は完璧な裸の王様状態であるという状況で、その後はだんだん単に語られなくなる。他人のことでしかも世代の違う、特に上の人のことや明らかに嫌われている人のことだとはっきりそれが分かるのに、なぜか「まさか自分はないだろう」と勝手に思いこんでしまい、何かのきっかけで自分に対する悪口を聞いたときなど、ついぶちぎれてしまったりする。

 しかし自分に対する陰口などを何らかの形で第三者などから聞いたときは、実際はそれの10倍言われているし、それの100倍思われている位にとった方が懸命だろう。自分の欠点は自分では分かりづらくて、ちと怖い。

■ DVDから その3
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※画像をクリックすると、ムービーが再生されます。

以前デザインプレックスという雑誌で連載していた。その時の原稿をまとめた本「Make It Move!」が出た話は毎回ちょっとずつしているが、2月に青山ブックセンターのPCブックランキングで初登場6位になったので、「ワオ、次はどーなるの?」と思っていたら次は圏外になった。瞬間風速だったのか、と思っていた矢先、4月にまた3位に返り咲いた。

そして今度早ければ7月下旬にはそれのDVD版が出る。これは本付録のCDに付いている素材のフルサイズバージョンと新しい作品2つが入ったDVDブック形式のもの。このDVDブックと言う形式がぱっと見ると普通の本のようで、事実初めに本の部分があるのだが、最期にDVDがついているという、多分これからのDVDのスタンダードになると思うので、興味のある人はお近くの書店かCD屋さんで。

遠くアメリカではとうとうDVDレンタルがビデオレンタルの数を抜いたそうな。今回4週に渡ってそのDVDに入れた作品から部分を抜粋してメーキングをやっていこう。今回はその第3弾。

ネオンカラー

1.用意する素材

 今週はネオンっぽい素材を作ろう。元ネタは環状線で撮影した車のヘッドライトとバックライト。これをもともとピントをぼかしまくって撮影する。ちょっと場末の飲み屋街風になっていればいいだろう。こういう素材がない人はピントがあっているものを持ってきてエフェクトの「ブラー」などでぼかせば大丈夫だ。
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コントラストや明度などで明るさをちょっと強めにする

2.トンネルにする

 初めの加工はFEのFlo Motionというものを使用する。これは非常に特徴のあるエフェクトで映画などでも洋画邦画を問わずによく使われているシーンを見かけるポピュラーなものだ。
 これのknot1をデフォルトの左上から画面中央に配置を変え、amountの値にキーフレームを打ってプレビューをみながら設定してみる。

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値が0をまたぐと一瞬デフォルトに戻ってしまうのでそれはできるだけ避ける

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