DTPチップス
ひとくちにDTPと言っても、そのジャンルは多岐に渡り、また人それぞれ製作方法も違います。ここでは一般的によく使われているIllustrator、Photoshop、QuarkXPressの基本的な使い方から実践的な事まで幅広く紹介していきますが、これはあくまでも1つの方法として、プラスアルファーの知識として役立てていただければと思います。
fukuma 福間 優子   YUKO FUKUMA
バンタンキャリアスクール グラフィックデザイナー科卒業。
青山にある某デザイン事務所に勤務し、ファッション誌・情報誌・広告など多岐に渡り担当し、退職後独立。
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低予算でつくるカフェのDMづくり(1)
今回は9/7にオープンしたばかりの「Pocket CAFE」というお店の店内に置くDMを作ります。「1万円前後で1000枚のDMをつくりたい」という要望。しかも、オープンまで残り2日間。時間もお金もない状況で何ができるだろう・・・。そこで考えました。安っぽい新聞ちらしのようになるくらいなら、いっそ4色印刷をあきらめ、モノクロコピーのみで作ったらいいのでは。コピー代は出力センターで1枚9円。印刷にお金をかけないかわりに、紙は個人的に好きなトレーシングペーパーを使う事に。コストのほとんどを紙代にかけて、製作方法はいたって簡単。今回は、どこでコストを抑えてつくっていくか、という事に重点をおいて見ていただければと思います。
1. サイズを決める
モノクロコピーはA3サイズまで値段が同じなので、なるべくコピー枚数を減らすため、A3サイズの紙を選ぶ。
A3サイズの紙にトンボをふくめ6面付けできるように、1つのDMサイズを100mm×100mmの正方形する。
これを6個コピーして用紙のセンターに配置する。1枚で6面つけなので、1000枚÷6面=166.6666・・・となるのでA3サイズの紙は167枚用意すれば1002枚のDMができあがる事になる。
capture01-1
capture01-2 上下、左右5mmづつマージンをつくり、ガイドを作成する。ここが印刷範囲になる。
2. MAPをつくる
MAPはもとになる画像をネットからコピーし、イラストレーターに下絵として配置する。
http://www.mapion.co.jp/c/f?el=139/40/23.966&scl=10000&pnf=1&uc=1&grp=all&nl=35/38/23.738&size=500,500
MAPは上記URLで見られます。
capture02-1 capture02-2

上下、左右5mmづつマージンをつくり、
ガイドを作成する。ここが印刷範囲になる。