DTPチップス
ひとくちにDTPと言っても、そのジャンルは多岐に渡り、また人それぞれ製作方法も違います。ここでは一般的によく使われているIllustrator、Photoshop、QuarkXPressの基本的な使い方から実践的な事まで幅広く紹介していきますが、これはあくまでも1つの方法として、プラスアルファーの知識として役立てていただければと思います。
fukuma 福間 優子   YUKO FUKUMA
バンタンキャリアスクール グラフィックデザイナー科卒業。
青山にある某デザイン事務所に勤務し、ファッション誌・情報誌・広告など多岐に渡り担当し、退職後独立。
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知らなきゃまずい専門用語-2
前回に引き続きデザインの現場で実際によく耳にする専門用語を紹介していきたいと思います。私もまだまだ知らない専門用語はあるのですが、これは知らないとまずい!というものをいつくかピックアップしてみますので、是非この機会に覚えて下さい。ちなみにこれは思い付くままに書いているので、紹介する順番に意味はありません。
1>サムネール、ラフ、カンプ、ゲラ
サムネールアイデアを考える段階で、手書きで簡単に書いたスケッチの事。

【ラフ】
人によってとらえかたは若干違うと思うが、サムネールより具体的で全体がイメージできるように他人に見せて説明できるようなスケッチを言う場合が多い。

【カンプ】
製版・印刷に入る前にクライアントにプレゼンテーションする為につかうデザインのカラー見本の事。正式名は「コンプリヘンシーブ」というらしい。

【ゲラ】
校正刷りのこと
2>級、ポイント
ともに文字の大きさを示す単位。
3>正体、長体、平体
「長体」とは文字の天地を変えず左右だけつめて、変形させた文字の事。「平体」とは文字の左右は変えず天地だけつめて、変形させた文字の事。「長体」も「平体」もかけていない文字を「正体」という。
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4>頭揃え、センター揃え、尻揃え
Aが頭揃え。Bがセンター揃え。Cが尻揃え。
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5>表罫
表罫とは印刷で使う一番細い罫の事で、一般に0.1mm罫の事をいう。
6>金赤
印刷の色はCMYKのプロセスカラー4色のかけ合わせで表現されるが、「金赤」とはM100+Y100の事をいう。
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7>観音、片観音、蛇腹折り
Aが観音折り、左右対称に折り込んだもの。Bが片観音おり、片ページだけを折ったもの。パンフレットやDMなどによく使う。Cが蛇腹折り、山折り、谷折りを交互にくり返し折ったもの。
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*次回は「知らなきゃまずい専門用語」の最終回です。
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