Flash術
3. ドラッグの設定
次に、新規シンボルでムービークリップを作成し、先の空ボタンを配置する。そして、ボタンには図のようなオブジェクトアクションを記述する。

このムービークリップの位置というのが、ズーム用の画像位置にそのまま反映されてくる。それ故、デザインにも関わってくるので、なるべく自由に配置できるような仕組みを考えたい。「startDrag();」内への記述は、その位置を補正するような形になっていて、後に設定するアクションがここに値を入れる。それがドラッグ範囲の値になる。この範囲は、ナビゲーション用画像の大きさと同じだ。

アクセントとなる赤い枠を入れてドラッグエリアの完成だ。

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ボタンに記述したオブジェクトアクション

4. 倍率を変化させる
今度は、ズーム用画像を拡大縮小させるための機能を作成する。テキストフィールドに数値を入力して「CHANGE」ボタンを押すと、ズーム用画像とドラッグエリアが変化する仕組みだ。まずは、「CHANGE」ボタンから作成しよう。

新規シンボルでボタンを作成する。このボタンの位置や大きさは、何かに影響を与えるわけではないので、自由に作成しても大丈夫だ。

次に、テキストオプションを「テキスト入力」に設定したテキストボックスを、メインのタイムラインに作成する。そして、変数を「zoomNum」とする。先の「CHANGE」ボタンもメインのタイムラインに配置する。テキストボックスのそばがいいだろう。そして、図のようなオブジェクトアクションを記述しよう。

cap04

ボタンに記述したオブジェクトアクションとテキストの設定

これで一通り必要なパーツが完成した。残りの最終的な仕上げを次回行うので、続けて読んでいただきたい。
VOL.21 [ IMG Explore : ズーム(2) ] 終わり