Flash術
3. フェイドアウト(2)
フェイドアウトが進みカウントがどんどん行われ画像が入れ替わる。今度は、この画像が入れ替わる際に、フェイドアウトモーションを初期状態に戻すための仕組みを作成していく。
新規シンボルでムービークリップを作成し、フェイドアウトモーションを設定したシンボルを、図のようにステージを覆う分、28個を複製しながら配置していく。隙間ができないよう情報パレットで数値を入力しながら配置していくのがいいだろう。余計な部分は、ステージサイズの形状でマスクをかけて機能しないよう隠してしまおう。

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ムービークリップを28個配置してマスクをかけた

そして、2フレーム目に図のようなアクションを記述して、このムービークリップを完成させよう。1行目は、これから作成する画像を配置したムービークリップをコントロールするためのものだ。
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記述したフレームアクション
4. 画像の配置
今度は、メインのパーツとなる画像を配置したムービークリップを作成していこう。
新規シンボルでムービークリップを作成し、用意した画像を読み込んで、フレームごとに配置していく。図のように、1フレーム目は空白にする。

cap02-1

画像を配置した

次に、図のようにアクションを記述する。最後の「gotoAndStop(2);」は画像表示をループさせるためのものだ。
cap02-2

記述したフレームアクション
5. 仕上げ
これまでの作業でパーツが全て完成した。これらを組み合わせ、仕上げを行おう。
メインのタイムラインに、「3」で作成したフェイドアウトモーションを28個並べたシンボルを配置する。そして、図のようなオブジェクトアクションを記述する。このアクションは、後で設定するフェイドアウトのカウント用変数「countNum」の値が、フェイドアウトの最大カウント用変数「countMax」と同じ値になったとき、「countNum」を0にして初期状態にし、自身のタイムラインを移動させている。

cap02-1

記述したオブジェクトアクション

次に、画像を配置したシンボルを位置に気を付けながら配置する。そして、このインスタンス名を「imgSystem」とする。

最後に、図のようにフレームアクションを記述しよう。「countNum」はフェイドアウトのカウント用変数、「countMax」はフェイドアウトの最大カウント用変数だ。 これで完成した。
cap02-2

記述したフレームアクション
VOL.24 [ IMG Explore 2 : 隠れたイメージ(2) ] 終わり