Flash術
Flashでサイトを制作する。これが当たり前のようになってきた。最近のブロードバンド化により、通信環境に対する問題が軽減され、今までHTMLベースでやってきたことがFlashにシフトし、より豊かな表現が可能になってきたのだ。表現の幅は確実に広がっている。オリジナリティあふれる表現を見つけだそう。
fujimaki 藤牧 篤   ATSUSHI FUJIMAKI
Web制作会社にてデザイナーとして経験を積む。
2001年、フリーで活動を開始し、現在、NON-GRIDにてアートディレクションから制作までをこなす。


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■VOL.41
[ Movie Player : ムービープレーヤー(3) ]
■VOL.42
[ Movie Player : ムービープレーヤー(4) ]
VOL.43 [ Movie Player : ムービープレーヤー(5) ]
今回は、今まで制作してきたムービーコントローラーに新たな機能を追加してみる。今まで単純に再生していたムービーを、早送りや逆再生、停止させたりできるコントローラーだ。ポイントとなるのは、ムービーが再生しているのか、停止しているのか、を示すために、ステータスをボタンと連動させる部分になってくる。ここでは、ボタンの色を反転させることで、ムービーのステータス表示を行っている。
また、こういったややこしくなりそうな機能を構築していく場合は、はじめに、早送りをした後はどうするか、巻き戻しをした後はどうするか、など、ルール決めを行ってから作業にはいるといいだろう。今回は、そのルールとパーツとなるボタンを作成する。
1. 仕様
今回追加するボタンは、左から「頭出し」「巻き戻し」「停止」「再生」「早送り」としている。まずは、これらを押したときの細かな仕様を決めていく。
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追加するボタン

決めた仕様は、図のような感じだ。

  • 頭出し
    クリックでムービーのフレームを先頭へ移動し、停止
  • 巻き戻し
    プレスしている間だけムービーのフレームを数フレーム単位で戻していく。 リリースすると停止。
  • 停止
    クリックでムービーのフレームを停止
  • 再生
    クリックでムービーのフレームを再生
  • 早送り
    プレスしている間だけムービーのフレームを数フレーム単位で進めていく。
    リリースすると停止。
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各ボタンの仕様
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