vjの映像
3.テキストやエフェクト機能
 2と同様右上の部分で今度は「TEXT」を選択すると、イベントの最中でもリアルタイムでテキストを打ち込み、自分の素材と合わせて画面に映すことが可能となる画面が現れる。イベントのタイトルや誕生日の人の名前、DJ名や突然思い立ったメッセージなどいろいろと役に立つことのある機能と言えるだろう。
 そして次に「A-PAT」を選択するとAの「エフェクト機能」の画面になる。これは一番左にある「EFFECT」とは別物で流している素材に対して入力音などにあわせて加工したり、単純にフィルターをかけたりできる、いわゆるエフェクトのセットである。ここも素材選択と同じように「G1」から「G6」まで多数の選択があるので一つの素材からたくさんの映像を作り出すことを可能としてくれる。

その他備品

4.Media Projector

 これは「FUSE」の「Infinity」を購入すると同梱されているソフトで、業界で数少ないフルサイズの映像出力を可能にしている。これ以外だとRolandのDV7PRしかないのだが、あちらは60万円位する代物なのでなかなか手が出せない。
  DV7のメリットとしては、このMedia Projectorにできないクロスフェードができるという部分があり、それはそれで大きなメリットなのだが、価格が数十倍以上違うという点とDV7のタワー型ハード限定というのと比べてFUSEであればノートPCでも十分機能するという点ではこちらに大きなメリットがあると言えるだろう。
  他にもVJソフトで「フルサイズに対応している」とうたっているものもあるのだが、使用してみるとPCの性能の限界もあり、実際機能するのはVJソフトでは今のところFUSEだけである。
 (1) が実際に出力から出ている画面で(2)が取り込んだ素材が並んで表示されている部分となる。ここから選択したものを(3)に並べた順に再生する。

その他備品

次週は業界初のVJ用エフェクターKORGのKAOSPADについてやります。お楽しみに!
Start up VJ〜機材編(3) 終わり