Flash術
Flashでサイトを制作する。これが当たり前のようになってきた。最近のブロードバンド化により、通信環境に対する問題が軽減され、今までHTMLベースでやってきたことがFlashにシフトし、より豊かな表現が可能になってきたのだ。表現の幅は確実に広がっている。オリジナリティあふれる表現を見つけだそう。
fujimaki 藤牧 篤   ATSUSHI FUJIMAKI
Web制作会社にてデザイナーとして経験を積む。
2001年、フリーで活動を開始し、現在、NON-GRIDにてアートディレクションから制作までをこなす。


NON-GRID >> http://www.non-grid.com/
ARCHI-TYPE >> http://www.archi-type.com/
■バックナンバーへ
■VOL.47 Clockwork : 時刻による変化(1)

■VOL.48 Clockwork : 時刻による変化(2)

VOL.49 [Clockwork : 時刻による変化(3) ]
 前回は3パターンのグラフィックを配置したシンボルを作成した。今回は残りの、メッセージや時刻を表示させるテキストボックス類を作成していく。テキストボックスに数字を表示させるためのアクションも設定していくので、今回だけでも、時間を表示するためのアクションを知ることが出来ると思う。
1. テキストボックスの作成

 それでは、日付、時刻を表示するテキストボックスを作成していこう。今回は、時間による分岐をしているので、日付と時刻でフォントサイズを変えて差別化をしている。よって、別々に作成をしていく。

 まずは日付から作成していく。
新規シンボルでムービークリップを作成し、ダイナミックテキストで適当な長さのテキストボックスを作成する。
 次に、選択された状態にし、プロパティパネル内を設定していく。変数を「dateNum」にする。そして、その右にある「文字」ボタンで文字オプションを表示し、図のように必要な文字のみを埋め込むように設定する。日付の表示は、数字と「.」しか使用しないので、図のような設定にしている。

capture

日付用シンボル

今度は、時刻を作成していく。
新規シンボルでムービークリップを作成し、日付と同じようにダイナミックテキストで適当な長さのテキストボックスを作成する。選択された状態にし、プロパティパネル内を設定する。変数を「timeNum」、文字オプションを図のように設定する。

capture

時刻用シンボル

2. アクションの設定
 シンボルが作成できたら、それらを配置していく。今回は、レイアウトする際に移動しやすいように、一度シンボルに全てまとめた。面倒な人は、先のシンボル2つをメインのタイムラインに配置しよう。
 新規シンボルでムービークリップを作成し、先の日付と時刻のシンボルをライブラリからドラッグして配置する。

新規シンボルでムービークリップを作成し、適当なサイズの四角形を描画する。

capture

新規シンボルに2つのシンボルを配置

次に、日付用のシンボルを選択し、インスタンス名を「date」として、
図のようなアクションを設定する。

capture

日付用のシンボルに設定したアクション

同じように、時刻用のシンボルを選択し、
インスタンス名を「time」として、図のようなアクションを設定する。

capture

時刻用シンボルに設定したアクション

この出来上がったシンボルをメインのタイムラインに配置すれば、
時計として十分機能するので、確認してみるといいと思う。
次回は、グラフィックとメッセージとの連携をさせる。