Flash術
Flashでサイトを制作する。これが当たり前のようになってきた。最近のブロードバンド化により、通信環境に対する問題が軽減され、今までHTMLベースでやってきたことがFlashにシフトし、より豊かな表現が可能になってきたのだ。表現の幅は確実に広がっている。オリジナリティあふれる表現を見つけだそう。
fujimaki 藤牧　篤 　 ATSUSHI FUJIMAKI
Web制作会社にてデザイナーとして経験を積む。
2001年、フリーで活動を開始し、現在、NON-GRIDにてアートディレクションから制作までをこなす。

NON-GRID　>>　http://www.non-grid.com/
ARCHI-TYPE　>>　http://www.archi-type.com/
若命 宏一　Wakame Kouichi
現在某デザイン事務所にて、デザインを勉強中、
asterouteで個人活動もする。
趣味が完全に仕事になっている「幸せな奴」。
asteroute > > http://www.asteroute.com
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■VOL.68 [ MOTION ARCHITECTURE : 自由に並べたムービーをプレイする(3)]

■VOL.69 [ MOTION ARCHITECTURE : 自由に並べたムービーをプレイする(4)]

■VOL.70 [ MOTION ARCHITECTURE : 自由に並べたムービーをプレイする (5) ]
今週のサンプル
[今回のサンプルはこちら]

　今回もまたムービーを作成していく。残りの7、8、9、10のムービーだ。前回の円モチーフに対し、今回は線をモチーフにした。アクションスクリプトを使用して、線がスライドするムービーが、ランダムに形や角度を変えながら複製されていくような仕組みを入れてみた。
1. 素材作成

　まずは、線の元となるシンボルを作成する。
新規シンボルでムービークリップを作成し、適度な大きさの四角形を描画する。
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▲四角形を描画
　次に複製するムービーの元となるムービーを作成する。
　新規シンボルでムービークリップを作成し、先ほどの四角形のシンボルを配置する。そして、スライドしながらフェイドアウトするモーションを設定する。ここでは左から右に流れるムービーにしている。
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▲元になるムービーを作成
　この元になるムービーがどんどん複製されて、重なりあうことで雰囲気を出しているが、1つ1つのムービーが再生し終わったら、描画処理を軽減させるため、余計なムービークリップを削除していく。そのために、最終フレームに図のようなフレームアクションを設定する。
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▲最終フレームに設定したフレームアクション
2. 仕上げのアクション

　次に、複製を行うアクションを設定し、ムービーを仕上げよう。
　新規シンボルでムービークリップを作成し、1で作成したスライドするモーションを設定したシンボルを配置する。インスタンス名は「bar」としている。
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▲スライドするムービーのシンボルを配置
　今度は、アクションを設定していく。
　まず1フレーム目だ。複製する回数の設定をする。
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▲1フレーム目のフレームアクション
　まずはインスタンス「bar」を複製し、角度をランダムに変化させる。ここでは、縦横どちらかになるように、90°ごとに90°か270°の角度に当てはまるように分岐処理をしている。大きさも同じようにランダムに変化する。
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▲5フレーム目のフレームアクション
最初に設定した複製回数に達するまで、繰り返し処理をする。。
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▲15フレーム目のフレームアクション
そして、同じようにまた複製してプロパティを変化させるアクションを設定した。
一定回数で処理を止めたいなら、このフレームから先のアクションを省けばよい。
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▲25フレーム目のフレームアクション
エンドレスにループさせる。
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▲35フレーム目のフレームアクション
これで、元になるムービーができあがった。
次回は、仕上げと残りのムービーを作成していこう。
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