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DTP by Yuko Fukuma
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 人は「ないものねだり」の傾向が強いように思います。コンピューターが普及し、私達が普段使っているソフトでは数値さえいれれば正確に正方形や円を書く事ができます。
  しかし、このあまりに正確すぎるものに見なれてしまうと、上手くは言えませんがアナログへのあこがれみたいな物がふつふつと湧いてます。まっすぐの線がちょっと曲がっていたり、円が少し歪んでいたり、グリッドで配置されている物が少しづつずれていたり、そんな物を見かけると、なぜかそこに新鮮さを感じてしまったり。せっかく便利になったのに便利になりすぎると今度はコンピューターを使っているのに、手作業の感覚を出したくなってくる。まさに「ないものねだり」の心理のような気がします。
  また最近タイトルなどの文字を手書きにしているものもよく見かけます。これも手作業の曖昧さというか、やわらかさがでていて紙面全体のイメージを大きく左右する重要なポイントになっているのではないかと思います。

 そこで今回は「Jazz and Talk」というイベントで使用したA5サイズのちらしを使い、ほんの少しだけアナログ感を取り入れたものをやっていきたいと思います。(実際のものと色、レイアウト等異なります。)

sample

 その1では全体のレイアウトをやっていきます。
 今回の主旨は「アナログ感のある要素を取り入れる」というものなのでここではざっくりした説明となります。


1)書式設定

 「ファイル→書類設定」を選び、A5サイズ、左右148mm×天地210mm、用紙方向は縦に設定する。
 次にこの大きさのボックスを作り地色(c10+m100+y100+b20)にして、ガイド用にこのボックスをコピーしてマージンを7mmつづとりガイドを作成する。

capture capture

▲ガイドはボックスを選択し「画面→ガイドを作成」で作成できる。

▲今回のイベントのイメージに合うように、少し重たい赤を使用した。

 

2)イベント名を配置する

 イベントを大体上下のセンターの位置に配置する。
  大きさは最後に微調整するので、ここでは大体のイメージをつける程度に置く。イベント名の下にはサブ的な欧文を入れる。

capture

▲イベントの名の欧文書体は「Blur Medium 80Q」、サブの欧文は「Helvetica 75 Bold 12Q」。

 

3)日本語の文字をいれる

 このイベント内容を説明するリード的な日本語と、日時などの情報をいれる。

capture

▲日本語書体は「ゴシックMB31 12Q」。
 全体にどっしりとしたイメージにしたいので、若干太めの文字を使用した。

 

4)情報部分を配置する

 プロフィールやお店の情報は黒帯の中にいれて、他のものとの差別化をはかる。このように文字のみの構成の場合は、何が一番目につくようにするかという事と文字要素をきちんと整理してレイアウトすると全体にすっくりと読み易い紙面になる。

capture

 

5)キャッチを入れる

 最後にキャッチになる文字をいれる。
  他の文字は横組になっているが、この部分のみ縦組みでいれる。このように何もない所にポツッとある文字は、タイトルを見たあとに無意識に目がそちらに誘導され、そんなに大きくしなくも目に入りやすくなる。タイトルが欧文の場合は一体何なのかという事が伝わりにくいので、このキャッチは全体を説明する重要な文字の要素となる。

capture

 

 これで全体のレイアウトは完了。次回はタイトルの文字にひと工夫してアナログ感を出す方法をやっていきます。

 

writer:Yuko Fukuma
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