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DTP by Yuko Fukuma
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 人は「ないものねだり」の傾向が強いように思います。コンピューターが普及し、私達が普段使っているソフトでは数値さえいれれば正確に正方形や円を書く事ができます。
  しかし、このあまりに正確すぎるものに見なれてしまうと、上手くは言えませんがアナログへのあこがれみたいな物がふつふつと湧いてます。まっすぐの線がちょっと曲がっていたり、円が少し歪んでいたり、グリッドで配置されている物が少しづつずれていたり、そんな物を見かけると、なぜかそこに新鮮さを感じてしまったり。せっかく便利になったのに便利になりすぎると今度はコンピューターを使っているのに、手作業の感覚を出したくなってくる。まさに「ないものねだり」の心理のような気がします。
  また最近タイトルなどの文字を手書きにしているものもよく見かけます。これも手作業の曖昧さというか、やわらかさがでていて紙面全体のイメージを大きく左右する重要なポイントになっているのではないかと思います。

 そこで今回は「Jazz and Talk」というイベントで使用したA5サイズのちらしを使い、ほんの少しだけアナログ感を取り入れたものをやっていきたいと思います。(実際のものと色、レイアウト等異なります。)

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 その1ではレイアウト作業、その2でタイトル部分、そしてその3ではよごれ部分の画像を作っていきました。このシリーズはこれで最後です。そn3の続きをやり、イラストレータに貼り込んで仕上げていきましょう。


1)背景に色をつける

 前回取り込んだ画像の上に、新規でレイヤーを追加する。レイヤーが追加されたら、ちらしの地色の赤「C10+M100+Y100+B20」で全体を「塗りつぶしツール」を使って色をつける。全体に色が塗れたら、このレイヤーを「通常→乗算」にかえると、下の画像を透けて見えてくる。この状態になったら、画像を統合し、photshop EPSで保存する。

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▲このように下に配置されたレイヤーの画像が重なって表示される、

 

2)イラストレータに配置する

 画像ができたらイラストレータで「ファイル→配置」で画像を呼び出し、配置する。配置したままの状態だと、背景の色が違って見えるが、Photshopの作業過程で同じ色にしていれば印刷した時には同じ色になるので心配はいらない。どうしても心配な時は画像を埋め込みすると同じ色になっている事が確認できる(この画面では見やすくする為にあらかじめ画像を全て埋め込んで作業している)

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▲このように配置したい画像を選ぶ。

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▲画像が配置された。
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▲画像の埋め込みは、リンク画面で画像を選択し、「画像を埋め込み」とするとできる。ただしこれは画像は鮮明に見えるが、実際入稿する時には必ずリンク画像を使用しなくてはならないので、モニタでの確認用程度にしてほしい。

 

3)マスクする

 最後に下地の赤い画像を「コマンドC→コマンドF」で同一にコピーして、全体を選択してコマンド7でマスクする。

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▲黄色の枠でマスクする。入稿時にはさらに天地左右3mmつづ下地をのばす事を忘れないようにしよう。

 

4)仕上げる

 最後にマスクをかけた画像を左右に動かして好みの位置に移動させる。全体も微調整をして、完成。

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 いかがでしたか?私はあまり加工技術がないので、今回のようにコピー機を使ったり、紙をやぶってスキャンしたり、スタンプを実際におしたりと普段から結構アナログ的なやり方をしています。技術がある事にこした事はないのですが、ここまでPCが発達し、なんでもできてしまうと逆にアナログ的な手法で作ったものの方が新鮮で「これはなんのソフトを使ったの?」と聞かれる事もあります。もしそのように聞かれたら、ねらい通りの仕上がりになっているという事でしょう。

 

writer:Yuko Fukuma
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